高度人材育成支援補助金

 

先日ある会合で、三重県産業支援センターのコーディネーターの方から、県内中小企業等における高度・専門人材の育成支援として、「高度人材育成支援補助金」の申請受付中であることを教えてもらった。

高度・専門人材の育成を目的とする社員研修に補助金が交付されるとのこと。補助金額は、10万円を限度として、費用の1/2で、社内研修費、社外研修費、講師の旅費が対象とされている。

申請期限は今年の122717:00、事業期間は交付決定日から来年の27日だ。

 

うまく使えば、社員研修を安く実施できるのだが、意外と知らない方が多いようだ。こういった制度、官報やHPには掲載されているのだが、一般の広告と違い目に触れることが少ない。利用しないのは、もったいない。

 

詳細はこちらを

 MIESC 公益財団法人三重県産業支援センター 【高度人材育成支援補助金】 申請受付中 | 技術・販路・経営・資金・人材育成


マルチタスクと一点集中

 

マルチタスクは人にとって有効なのだろうか?

○○をしながら、□□をするということだ。

スポーツジムで、マシンでトレーニングをしながら本を読んでいる人を見かけた。歩きスマホも該当すると思う。

 

先日ラジオで、マルチタスクで何かをするより、シングルタスクで行った方が遥に効率が良く、その成績も良いと言っているのを聞いた。マルチタスクといわれ複数の仕事をうまくこなしている人は、短期集中でシングルタスクを切り替えで行っている、つまり時分割で仕事を行っているというのだ。そして、この切り替えがうまい人が複数の仕事をうまくこなせるマルチタスクといわれる人とのこと。

 

調べてみると、本来人間の脳はマルチタスクが苦手で、ほぼできないらしい。マルチタスクは一見効率よさそうだが、人が行うには非効率で、いくつかの仕事を同時並行でこなさなければならないときには、1つの仕事に集中して切りを付けてから次の仕事に移るというように、「一点集中」を何回か繋げていく方が効率が良いということだ。

トライアスロン伊良湖大会

 

98日の日曜日に、愛知県田原市で行われた「トライアスロン伊良湖大会」に出場した。私にとって今シーズン最後の大会であり、唯一のミドルディスタンスの大会でもあった。

 

Aタイプ(スイム2.25km、バイク70km、ラン18km)と、Bタイプ(スイム1.5km、バイク42km、ラン10km)があり、Aタイプに出場した。

 

Aタイプは朝8時スタート、それに合わせた理想的な食事時刻は朝5時になる。

この時刻に朝食となると、多くのホテルや旅館では対応してもらえないか、対応してもらえても、おにぎりを配布される程度となる。

私が泊っている民宿はうれしいことに、朝の5時からちゃんと何品もついた朝食を用意してくれる。前日に朝食時刻のリクエストを聞いて、それに合わせてくれるのだ。

部屋もレースが終了するまで使わせてもらえるので、荷物は部屋に置きっぱなし、帰り際にシャワーも使える。まさに出場者にとっては、至れり尽くせりの宿である。

設備は古く立派ではないが、この対応だけで十分に泊る価値がある。もちろん、来年の予約をして帰ってきた。

 

レースは距離が長い分。それなりにキツイ。特に3種目目のランは起伏にとんだ山越えを含んだコースで、ゴールした時は「これでもう十分」と思うのだが、15分もしないうちに又来年もという気分になってくる。

来年も出場したいと思う。

LIVE 配信

人材流出

 

新聞に、すし職人か海外で争奪戦になっているとの記事があった。

日本にいた時と比べ、年収が3倍になった話も掲載されていた。ただハードルも高く、寡黙にすしを握るだけでなく接客センスも必要とされるようだ。

新聞によれば、海外に流出する日本人人材には2つの潮流があるとのこと。1つは、高いスキルを持った人材で、日本にいた時の数倍の収入を得るパターン。2つ目は、最近のワーキングホリデーに代表されるような出稼ぎのパターンである。

この流れが続くと、国内には外国語が苦手でスキルに乏しい人材ばかりが残るリスクがあり得る、とのことだ。

 

スキルを持った人材は、新聞に掲載されていたすし職人のような専門性の高い技能者、技術者、研究者などが含まれる。

技術者の流出は、ある面で技術・ノウハウの海外流出ではあるのだが、だからと言って全て否定することはできない。個人には職業選択の自由があり、日本は開かれた国である。今は、鎖国をしていた江戸時代ではないのだ。

 

では、どうすれば。 流出を上回る流入があれば、良いのではないか。貿易と一緒である。輸入を上回る輸出があれば、貿易は黒字になる。

海外に人材が流出する以上に、スキルの高い人材が海外から流入すれば良いのではないか。人材の黒字だ。

そのためには、日本が人材を呼び込めるように魅力的になる必要がある。世界水準の給与は当然として、企業であれば競争力とイノベーション、研究機関であればその環境も重要であろう。

 

人材流出をリスクとして恐れるより、人材の獲得で人材流入を積極的に推進するべきだと思う。

コストダウンの余地を残した設計

 

設計を一旦フィックスしても、更なるコストダウンを思いつく時がある。

思いついたコストダウン方法を反映して、再度設計をやり直すのが正論であろうが、はたして実際にはどうすべきか?

 

時間的制約がある場合、再設計することができない。

コストが目標を上回っており、時間もあるのなら、再設計すべきであろう。

 

では、コスト目標を達成しており、再設計の時間もある場合、どうしたらよいだろう。

私の考える正解は、「設計はそのままフィックスしておき、思いついたコストダウンを別途に詰める」である。つまり、コストダウンの余地を残した設計をしておき、別途コストダウンを検討しておくのだ。

 

将来、コストダウンの要求が必ず出てくる。社内から出る場合もあれば、納入先である社外から出てくる場合もある。経験曲線効果によるコストダウンという考え方もあるが、それだけに頼るのはリスクが高い。うまいコストダウン方法を発想できたら、将来のコストダウン要求に備えて温存しておくのだ。

 

納入先からコストダウンを強く要求され、泣く泣く利益を縮小してコストダウンなんてことは多々ある。

そうならないためにも、コストダウンのネタを温めておき、要求が合ったらすぐに対処できるようにしておくことも必要だと思う。 ズルい方法かもしれないが・・・。

貪欲に新しい知識を得よう

 

技術の世界は日進月歩で、次々に新しいモノが生まれる。昨日の最新技術が、明日には古くなってしまう。

そんな中で、日々の忙しさにかまけて新しい知識を吸収しないでいると、気が付くと過去の人、なんてことになりかねない。

 

もちろん会社でも、社内や社外の講習やEラーニングといった学習の機会は与えられるだろうし、日々の業務においても新しい知識-技術を身に着けることはできる。

しかし、それで十分だろうか?

会社からの指示や推奨による講習-学習、または業務において得られるものは、あくまで与えられたものである。当然その内容は、会社の業務遂行目的が最優先で、本人のためとは限らない。

 

テーマは自分で探す世の情勢を見て、将来を予測し、自分に必要と思われる知識を見つけるのだ。運悪く会社がその事業から撤退しても、さらに万が一会社が消滅してしまったとしても、自分が何かを持っていれば強みになる。

知識を吸収する方法は、色々ある。講習受講、セミナー参加、展示会見学、業界誌購読、書籍購入、インターネット利用、等々たくさんある。場合によっては、会社に自己啓発の一環として申請し、費用を負担してもらうことが可能かもしれない。

総括(評価・反省)の重要性

 

作家の保阪正康氏が「戦争に関して総括が行われていない」という話をしていた。

「戦争反対」とは言っても、「なぜ戦争をしたのか」という総括がされていない。感情論だけで、教訓を得られていないというのだ。

物事の総括をしないというのは、日本の特質なのだろうか。イラク戦争に加担したことにおいても、その理由とされた大量破壊兵器は存在しなかったにも関わらず、反省もされず責任も問われていない。

 

ではこれが、技術の世界ではどうなのだろうか。

何か新しいモノを開発したり、新しい方式を試行した場合、その結果について正しく総括されているだろうか。うまくいったこと、うまくいかずに変更を加えたこと、それでもだめで諦めたこと、これらを評価・反省し、都合の悪いことも全て正確に記録しておく必要がある。

やりっぱなしで終わったり、失敗を隠して記録したりしていては、ノウハウが蓄積されない。失敗を記録しなければ、次にまた同じ失敗を繰り返す可能性がある。失敗に学ぶのが教訓なのだ。「失敗は成功の基」なのだ。

 

何か新しい試みをしたら、それが失敗であっても、成功した場合も美談だけでなく試行錯誤も含めて総括し、正確に記録しておくことが重要である。

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