コストダウンの余地を残した設計

 

設計を一旦フィックスしても、更なるコストダウンを思いつく時がある。

思いついたコストダウン方法を反映して、再度設計をやり直すのが正論であろうが、はたして実際にはどうすべきか?

 

時間的制約がある場合、再設計することができない。

コストが目標を上回っており、時間もあるのなら、再設計すべきであろう。

 

では、コスト目標を達成しており、再設計の時間もある場合、どうしたらよいだろう。

私の考える正解は、「設計はそのままフィックスしておき、思いついたコストダウンを別途に詰める」である。つまり、コストダウンの余地を残した設計をしておき、別途コストダウンを検討しておくのだ。

 

将来、コストダウンの要求が必ず出てくる。社内から出る場合もあれば、納入先である社外から出てくる場合もある。経験曲線効果によるコストダウンという考え方もあるが、それだけに頼るのはリスクが高い。うまいコストダウン方法を発想できたら、将来のコストダウン要求に備えて温存しておくのだ。

 

納入先からコストダウンを強く要求され、泣く泣く利益を縮小してコストダウンなんてことは多々ある。

そうならないためにも、コストダウンのネタを温めておき、要求が合ったらすぐに対処できるようにしておくことも必要だと思う。 ズルい方法かもしれないが・・・。

最新の投稿記事

接待費???

  政界では裏金問題が言われているが、好ましくないお金の使い方とし一般の企業にもある。(現在はともかく、過去にそれを経験した。)   バブル期の頃、私はよく上司から小言を言われた。「お前は、接待費を使っていない。部下を連れて飲みに行け。そして領収書をもらってきて 接待費 ...