接待費???

 

政界では裏金問題が言われているが、好ましくないお金の使い方とし一般の企業にもある。(現在はともかく、過去にそれを経験した。)

 

バブル期の頃、私はよく上司から小言を言われた。「お前は、接待費を使っていない。部下を連れて飲みに行け。そして領収書をもらってきて接待費で処理しろ」というのだ。

周りを見回すと、毎晩のように部下を連れて飲み歩き、それを接待費で落としている人が多数いた。

私も、部下を連れて飲みに行くことはあったが、自腹で払う以上そんなに頻繁には行けない。部下の分も支払うとなれば、月に数回が関の山であった。一度だけ、支払いがあまりにも高額になってしまい、しかたなく領収書をもらい会社に提出して処理したことがあったが、あまり気分の良いものではなかった。

 

そもそも、営業でもない技術職が客を接待することは、ほぼない。接待費を使わないことに何の不思議もない。社員同士がプライベートで飲みに行くのが接待だろうか?

当時はバブル期という世相もあったのだろうが、好ましくないお金の使い方、処理の仕方であったと思う。

越権行為と丸投げ

 「部署の垣根を越えて・・・」とは、よく言われる。垣根を越えての後には、「連携」「協力」「コミュニケーション」といった言葉が続く。

それらの範囲であれば問題ない、むしろ良いことなのだが、「部署の範囲を超えて・・・」が度を過ぎると越権行為に繋がる

 

実際にあった話だが、営業技術の人間が、対顧客との技術折衝だけでなく、価格交渉や見積作成を行い、社内においては、設計から外注交渉までしてしまっていたことがあった。

 顧客にとっては、技術的な話だけでなく、本来なら営業が担当する価格交渉から納期の話まで、一人の窓口でできるのだから利便性がよい。

社内においては、顧客と折衝して決めてきた仕様を確認する必要がなく、部材の調達や外注作業まで対応してくれるので、担当部署にとっては手間が省ける。(設計部門は実設計の手間が省け、部材調達部門は手配の手間が省ける)

ただし、実際の権限はないので、作成した書類に担当部署の担当者が書類作成者としてサインまたは捺印していた。

 

こんなことを続ければ、やがて問題が発生する。詳細な中身を誰も知らないので、営業技術である彼が間違ったり暴走したりしても止められなくなる。というか、間違いや暴走にも気が付かない

 どこかにシワ寄せが来ることはよくあったが、ある時とんでもないことが発生した。

仕様に対してあまりにも安い価格の見積もりを正式見積書として顧客に提出してしまった。見積価格をどのように決めたのかは、誰も相談を受けていないので不明、見積書に署名した営業は、中身を理解せずサインしていた。

これで製造すれば、大赤字間違いなし、ほとんど工賃が入っておらず、部材の調達費(購入品)だけでほぼ消える。作るごとに赤字が生まれる。

その後、担当営業と担当営業技術を変更して、顧客と再交渉して何とかした。(最終的に、問題を発生させた営業技術と営業は退職した)

 

部署の垣根を越えて協力し合うのは、各部署が仕事をきちんとこなした上での話であって、越権行為をすることでも、中身を理解せず丸投げすることでもない

抜歯

 

昨日、歯を抜いた。

 

数週間前から左奥下の歯茎が膨らんだように腫れて、噛むと少し痛みがあった。23日しても治らないので、歯科医院を受信。X線撮影をして確認してもらったところ、歯の付け根が折れて、感染しており、そのために歯茎が腫れているとのことだった。放置しておくと、他の歯にも感染が広がるとのことで、抜歯することになった。

 

歯茎が腫れているため、麻酔注射がかなり痛かった。麻酔がきいてしまえば楽なもので、抜歯そのものは何も痛くなかった。

しかし、麻酔が切れてくると痛み出し、帰宅するなり、もらってきた頓服薬を服用した。

翌日の今日、通院して消毒をしてもらった。痛みは消えている。

 

歯を磨く時は抜歯部分をこすらないように、うがいは口の中でブクブクせずに、食事は抜歯したのと反対側の歯で噛むように、これを一週間程度続けるように言われた。

酒と運動は翌日(=今日)からOKとのことだったが、運動はともかく、片側だけでつまみを食べながらの飲酒はつまらないなと思っている。食べ物は、頬張って食べないと美味しさが半減する。

 

早く一週間たって、口いっぱいに頬張って食事をしたいものだ。

高度人材育成支援補助金

 

先日ある会合で、三重県産業支援センターのコーディネーターの方から、県内中小企業等における高度・専門人材の育成支援として、「高度人材育成支援補助金」の申請受付中であることを教えてもらった。

高度・専門人材の育成を目的とする社員研修に補助金が交付されるとのこと。補助金額は、10万円を限度として、費用の1/2で、社内研修費、社外研修費、講師の旅費が対象とされている。

申請期限は今年の122717:00、事業期間は交付決定日から来年の27日だ。

 

うまく使えば、社員研修を安く実施できるのだが、意外と知らない方が多いようだ。こういった制度、官報やHPには掲載されているのだが、一般の広告と違い目に触れることが少ない。利用しないのは、もったいない。

 

詳細はこちらを

 MIESC 公益財団法人三重県産業支援センター 【高度人材育成支援補助金】 申請受付中 | 技術・販路・経営・資金・人材育成


マルチタスクと一点集中

 

マルチタスクは人にとって有効なのだろうか?

○○をしながら、□□をするということだ。

スポーツジムで、マシンでトレーニングをしながら本を読んでいる人を見かけた。歩きスマホも該当すると思う。

 

先日ラジオで、マルチタスクで何かをするより、シングルタスクで行った方が遥に効率が良く、その成績も良いと言っているのを聞いた。マルチタスクといわれ複数の仕事をうまくこなしている人は、短期集中でシングルタスクを切り替えで行っている、つまり時分割で仕事を行っているというのだ。そして、この切り替えがうまい人が複数の仕事をうまくこなせるマルチタスクといわれる人とのこと。

 

調べてみると、本来人間の脳はマルチタスクが苦手で、ほぼできないらしい。マルチタスクは一見効率よさそうだが、人が行うには非効率で、いくつかの仕事を同時並行でこなさなければならないときには、1つの仕事に集中して切りを付けてから次の仕事に移るというように、「一点集中」を何回か繋げていく方が効率が良いということだ。

トライアスロン伊良湖大会

 

98日の日曜日に、愛知県田原市で行われた「トライアスロン伊良湖大会」に出場した。私にとって今シーズン最後の大会であり、唯一のミドルディスタンスの大会でもあった。

 

Aタイプ(スイム2.25km、バイク70km、ラン18km)と、Bタイプ(スイム1.5km、バイク42km、ラン10km)があり、Aタイプに出場した。

 

Aタイプは朝8時スタート、それに合わせた理想的な食事時刻は朝5時になる。

この時刻に朝食となると、多くのホテルや旅館では対応してもらえないか、対応してもらえても、おにぎりを配布される程度となる。

私が泊っている民宿はうれしいことに、朝の5時からちゃんと何品もついた朝食を用意してくれる。前日に朝食時刻のリクエストを聞いて、それに合わせてくれるのだ。

部屋もレースが終了するまで使わせてもらえるので、荷物は部屋に置きっぱなし、帰り際にシャワーも使える。まさに出場者にとっては、至れり尽くせりの宿である。

設備は古く立派ではないが、この対応だけで十分に泊る価値がある。もちろん、来年の予約をして帰ってきた。

 

レースは距離が長い分。それなりにキツイ。特に3種目目のランは起伏にとんだ山越えを含んだコースで、ゴールした時は「これでもう十分」と思うのだが、15分もしないうちに又来年もという気分になってくる。

来年も出場したいと思う。

LIVE 配信

人材流出

 

新聞に、すし職人か海外で争奪戦になっているとの記事があった。

日本にいた時と比べ、年収が3倍になった話も掲載されていた。ただハードルも高く、寡黙にすしを握るだけでなく接客センスも必要とされるようだ。

新聞によれば、海外に流出する日本人人材には2つの潮流があるとのこと。1つは、高いスキルを持った人材で、日本にいた時の数倍の収入を得るパターン。2つ目は、最近のワーキングホリデーに代表されるような出稼ぎのパターンである。

この流れが続くと、国内には外国語が苦手でスキルに乏しい人材ばかりが残るリスクがあり得る、とのことだ。

 

スキルを持った人材は、新聞に掲載されていたすし職人のような専門性の高い技能者、技術者、研究者などが含まれる。

技術者の流出は、ある面で技術・ノウハウの海外流出ではあるのだが、だからと言って全て否定することはできない。個人には職業選択の自由があり、日本は開かれた国である。今は、鎖国をしていた江戸時代ではないのだ。

 

では、どうすれば。 流出を上回る流入があれば、良いのではないか。貿易と一緒である。輸入を上回る輸出があれば、貿易は黒字になる。

海外に人材が流出する以上に、スキルの高い人材が海外から流入すれば良いのではないか。人材の黒字だ。

そのためには、日本が人材を呼び込めるように魅力的になる必要がある。世界水準の給与は当然として、企業であれば競争力とイノベーション、研究機関であればその環境も重要であろう。

 

人材流出をリスクとして恐れるより、人材の獲得で人材流入を積極的に推進するべきだと思う。

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