生成AIと偽論文

 

生成AIで「フェイク論文」が作られ、研究者の名前が無断で使用されるという事件が発生している。専門家によれば、生成AIは特定の人物の特徴を取り込んだ文章を作れるとのこと。

 

フェイク、偽物、贋作と呼び名は色々あるが、これまでも長く作られてきた。美術工芸品、サイン(署名)、宝飾品等に多い。そして、その判定をする鑑定士という職業もあり、鑑定結果を示した鑑定書も作られてきた。

そして、ほとんどの場合、これらにはハードとしての現物が存在する、または確実なオリジナルがある。フェイクは、全くオリジナルと同様のものにはならないということを前提に、作風鑑定、筆跡判定、物質測定、同位体年代測定などで判定されてきた。

 

「フェイク論文」の場合、オリジナルを無断で使われた著作権侵害というより、文書の偽造と考えた方が良いのかもしれない。さらにAIが進化すれば、その人の文章の書き方(特徴)から判断するのは不可能になっていくだろう。

 

昨今、SNSによる偽ニュースとそれによるデマ、フェイクサイト(偽サイト)、フェイク画像、知的所有権侵害などの問題が多く発生している。

これらは、AIの進化によってますます巧妙になっていくことが予想される。

 

AIは非常に便利なツールであり、私もよく使用する。いつの時代においても、新しい技術が出てくると、それを悪用することも横行する。

AIそのものに罪はないが、それを使う人の理性、モラルが重要になってくる。

 

技術の善悪は、それを使う人のモラルに依存する

72の法則と物価

 

一括投資した場合に、複利効果でお金が2倍になるまでの年数が簡単にわかる法則に「72の法則」がある。

  72 ÷ 金利(%) 2倍になる年数

の式から求めることが出来る。

例えば、1%運用であれば、72÷172年、

2%運用であれば、72÷236

3%運用であれば、72÷324

4%運用であれば、72÷418年 、と計算できる。

 

逆に考えれば、指定した年数で2倍になるまでの金利も計算できる。つまり、次の式になる。

  72 ÷ 2倍になる年数 金利(%)

 

物価が高騰している昨今であるが、G7各国の物価上昇の推移は、次のグラフのようになっている。 (引用:日本生命"社会人のための経済学コラム")


1987年を起点として2022年までの消費者物価の推移を表したものだが、物価が2倍になるまでの年数を見てみると、イタリアが約20年、アメリカとイギリスが約25年、カナダが約33年、ドイツとフランスが約35年かかっている。

これを計算すると、イタリア     :72÷203.6%

         アメリカとイギリス:72÷252.9%

         カナダ      :72÷332.2%

         ドイツとフランス :72÷352.1%

となり、年平均2%以上の物価上昇を続けた結果、物価も22.5になっている。

これに対し、日本は1987年から2022年の35年間で、約2割の上昇にとどまっている。

 

これを是正する方向と円安が合わさって、物価の急騰につながっているようだ。そうであれば、物価の上昇はまだまだ継続すると思う。

初詣 & 走り初め

 

明けましておめでとうございます。

 

1月1日朝、毎年恒例の“初詣&走り初め”に行ってきた。

1月1日は、朝食前に金刀比羅宮(通称:こんぴらさん)鳥羽分社へ、走り初めを兼ねて初詣をしている。

こんぴらさん鳥羽分社は、香川県の金刀比羅宮の分社で、全国にある6つの分社のひとつである。標高163mの樋の山の頂上にあり、我が家からは片道2.6km、往復5km強だ。

 

昨年末にハムストリングの肉離れをした後ほとんど走っていないので、今年はゆっくり走った。

昨年の御札を収め、賽銭を入れて参拝、そして再び走って帰宅した。

 

良い年になってほしいと願いつつ


<こんぴらさん 鳥羽分社>                     樋の山の山頂からの眺め>

 

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