他力本願

 

「他力本願」とは本来は仏教用語であるが、一般的には「他人に依存する」といった少し異なった意味で使われている。今回は、この一般に使われている意味で使ってみたいと思う。

 

現在、世界に大きな影響を与えつつあるのがアメリカ一国主義だが、これを一般企業・会社の中での出来事に例えると、次のようになるのではないだろうか。

これまで実務や管理に卓越した能力を持つスーパー上司に依存して業務をなんとかこなしてきていた。しかし、最近になってその上司がやる気を失い、部下の面倒を見なくなってきた。能力そのものはまだあるのだが、管理業務を放棄し、時々転職や退職もちらつかせている。これまで、彼におんぶに抱っこで頼ってきた部下たちは途方に暮れている。元に戻ってもらいたいのだが、皆でまとまって話をすることなく、自分だけが何とかしてもらおうと個別に忖度を繰り返し、いわば「囚人のジレンマ」状態になっている。

 

よくよく考えてみれば、一番の原因は他人任せ(他力本願)で業務を続けてきたことにある。例えどんなに優秀なスーパー上司であっても、心変わりすることもあれば、その能力を失うこともある。いなくなることもある。場合によっては、逆にライバルになることもある。

すべて他人任せの他力本願でなく、いざという時には自力で切り抜けられるように実力を蓄え、その時に困らない準備をしておく必要がある。

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