国際卓越研究大

 

国際卓越研究大」の2回目に、大阪大学、京都大学、早稲田大学、東京大学、九州大学、東京科学大学、筑波大学、名古屋大学の8大学が申請した。

国際卓越研究大学は、国が設立した基金の運用益を活用して、世界最高の研究水準を目指す大学を支援するものだ。初回は東北大学が選ばれ、今年度分として約154億円が助成されている。

 

多額の助成金をもらえるのは良いのだが、問題もあるとのこと。

その申請のために相当な時間をかけて準備をする必要があり、認定されたとしても進捗状況の報告をして評価を受ける必要があり、その分研究にかける時間が減ってしまう

公費を使う以上、申請・進捗報告・評価といったことは避けられないのかも知りないが、これらに多くのリソースを割いてしまうのは、本末転倒のような気もする。お金を与えて、時間を奪っているように感じる。

 

一般的に助成金をもらうには、結構たくさんの書類(申請書や報告書など)の提出が必要になる。昨年、「高度人材育成支援補助金」というのがあった。高度・専門人材の育成を目的とする社員研修に補助金が交付されるというもので、資金が潤沢でない中小企業には有益だと思った。しかし、申請に関する書類はかなり多く、年度の縛りがあるため年度をまたいでの計画が立てられないなどの問題もあった。

 

なぜ公的な助成金をもらうには、申請書類が膨大になるのだろうか。

ほとんどの目的が不正を防ぐためのようである。不誠実な使い方をしたり、ごまかしたりするのを防ぐということだ。

そんなことをする一部の輩のために、手続き書類が増え非効率になってしまうのは、嘆かわしい問題である。

 

  情報源:FNN Live News α

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