ミスの後始末に奔走してくれた営業

 

今回は、感謝した人の話。

 

ある部品の設計で、2人で分担して行うことになった。

私が電気関連の実装部分、そしてもう一人が機構部分であった。部署も別、勤務場所も離れており、普段は顔を合わせることはない。

そんなに複雑なものでもなかったので、それが問題とは考えていなかった。とりまとめは私が行った。

 

ところがミスが発生した。部品を外注に発注する段階になって、図面を取り違え、1つ前のリビジョンの機構部分の図面で発注してしまった。意思の疎通がうまくいかなかったのが原因ではあったが、責任は図面管理をしていた私にあった。

 

出来上がってきた初ロット品を見ると、何か変だ。改めて図面を見返してみると、最終の図面とは異なっていた。

作り直さなければならないが、納期が間に合わない。

 

担当営業に、ことの顛末を説明すると、「離れた場所で設計しているから、そんなこともあるよね」とだけ言って、後始末に奔走してくれた。そして私には「全部解決したから」という連絡を最後に入れてくれただけだった。

実際には、顧客への説明やお詫びだけでなく、製作外注への納期交渉、納期短縮の為に自ら部品の引取などを行ってくれていた。(後から聞いた話だった)

 

この件については、本当に感謝感謝であった。

夢は夜開く??

 

???と思った2人のエンジニアの実例を紹介したい。

 

まず一人目は、○○さん。

ある日の夜8時過ぎ、「○○さん、今日はもう帰ったら」と言われたのに対し、「技術が早く帰ってどうする」と答えてそのまま居続けていた。

聞くところによれば、数日前の出張中に体調を崩して病院に搬送されていたとのこと。それを気遣って「もう帰ったら」との提案なのだが、逆に○○さんは病院に運ばれたのを自慢げに話していた。見たところ、忙しくて残っている感じでもなく、だらだらと過ごし時々雑談をしているだけだった。

技術職だからといって夜遅くまでだらだら居残る必要はない不要な残業は経費の無駄だ。本人の生活や健康にもよくない

 

二人目は、△△さん。

ある時こんな発言をした。「私の仕事は、一般社員が帰った定時後が勝負ですよ」

昼間は、部下の管理や指導に忙しくて、自分の研究課題に手を付けられないからというのが理由らしい。確かに一人目の○○さんと違い、残業時間にだらだらとはしていない。それなりに一生懸命している。(むしろ、嬉々としてやっている)

でも待てよ、と思う。会社の仕事はチームでやるものだ。管理職であるからと言って一人で抱え込むものではない。たとえ指導しながらになったとしても部下に振るべきである。そうしないと後継が育たない。自分も次の段階に進めない

 

2人のエンジニアの間違った働き方を紹介した。たとえ技術職であっても、仕事は本来の勤務時間に効率よくこなすべきである。夢は夜にばかり開いていては困るのだ。


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