???と思った2人のエンジニアの実例を紹介したい。
まず一人目は、○○さん。
ある日の夜8時過ぎ、「○○さん、今日はもう帰ったら」と言われたのに対し、「技術が早く帰ってどうする」と答えてそのまま居続けていた。
聞くところによれば、数日前の出張中に体調を崩して病院に搬送されていたとのこと。それを気遣って「もう帰ったら」との提案なのだが、逆に○○さんは病院に運ばれたのを自慢げに話していた。見たところ、忙しくて残っている感じでもなく、だらだらと過ごし時々雑談をしているだけだった。
技術職だからといって夜遅くまでだらだら居残る必要はない。不要な残業は経費の無駄だ。本人の生活や健康にもよくない。
二人目は、△△さん。
ある時こんな発言をした。「私の仕事は、一般社員が帰った定時後が勝負ですよ」
昼間は、部下の管理や指導に忙しくて、自分の研究課題に手を付けられないからというのが理由らしい。確かに一人目の○○さんと違い、残業時間にだらだらとはしていない。それなりに一生懸命している。(むしろ、嬉々としてやっている)
でも待てよ、と思う。会社の仕事はチームでやるものだ。管理職であるからと言って一人で抱え込むものではない。たとえ指導しながらになったとしても部下に振るべきである。そうしないと後継が育たない。自分も次の段階に進めない。
2人のエンジニアの間違った働き方を紹介した。たとえ技術職であっても、仕事は本来の勤務時間に効率よくこなすべきである。夢は夜にばかり開いていては困るのだ。