無頓着と奴隷

 

物価の上昇もあり、現在では給与について皆が敏感になってきている。

しかし過去には、雑談をしていたらこんなことを言った人がいた。「給料が増えても、小遣い変わらないからなあ・・・」

 

聞いてみると、彼は給料を全額家に入れ(=奥さんに渡し)、そこから自分の使うお金を小遣いとしてもらっているとのことだった。家に入れたお金の使い道(家計)は知らない、給与明細もきちんと見ていないと言っていた。

 

給料を家計に繋げ、自分の小遣いを得るには、3種類の方法がある。

1つ目は、彼のように全額を家に入れ、その中から一定の小遣いをもらう方法。給料の増減に家計は影響を受けるが、小遣いは変わらない。

2つ目は、家に必要な一定額を入れ、残りを自分の小遣いに充てる方法。給料の増減に家計は影響されないが、小遣いにはもろに反映される。

3つ目は、全てを自分で管理し、包括的に家計と小遣いの割合を決める方法である。

 

いづれにしても、自分の稼いだお金の詳細やその使われ方を知らないというのは、どうなのだろうか。自分の生み出した価値(=給与)を自分で把握できず。管理もしない。無頓着さによる「奴隷」ではないだろうか。

家計の細かい管理までする必要はないが、自分の給料と家計の関連について概要は理解しておく必要があると思う。それが働く意欲にも繋がる。

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