Mustは何か

 

設計依頼があり、その仕様書が来る。

その際、必要なことは何だろうか?

 

まずは、読むこと。斜め読みせず、隅から隅まで丁寧に読み返そう。

そして、その内容を自分なりにまとめること。

 

それはどうゆう目的で使われるのか、どのように使われるのか、どのような環境で使われるのか、耐用年数はどれだけを想定されているのか、いつ必要なのか、どれだけ必要なのか等を読み出し、まとめる。

仕様の条件をまとめ、矛盾がないか、出来る内容なのかをまとめる。つまり、仕様の精査をする必要がある。

 

たいていは、この時点でいくつかの問題が見つかる。依頼先に確認をすることになるが、この時、「マスト絶対に必要な条件)は何か、各項目の優先順位は何か」を必ず聞いておく必要がある。

おそらく、要求された仕様を全て満足させることはできない。論理的にできない、自社の技術や設備ではできない、コストや納期的に難しい等があり得る。

 

となれば、何を取り、何を捨てるか、という取捨選択が必要になる。依頼先に、マストの条件を確認するのは当然として、使用目的使用方法も知っておく必要がある。そうでないと、過剰品質またはその逆にもなりかねない。

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