新しい技術があると使いたくなる。何か新たに設計をしようとすれば特にそうなる。
ここで少し考えてみる必要がある。本当にそれは必要なのだろうか、これまでの技術(枯れた技術)では実現できないのだろうか。
枯れた技術は面白みに欠ける。しかし、長い間広く使われてきたことで信頼性は高い。問題点もほぼ出尽くし、改善されてきている。言わば、「経験豊富なベテラン」のような存在である。そして、新しい技術に比べ、コストも安くつくことが多い。
設計に、納期、コスト、信頼性を求めるなら、これを無視することはできない。枯れた技術の過去の使用例を参考にし、水平展開することによって利用できることが多い。基になる技術はそのままで、新しい使い道を考える、他の技術と結合させる、といった方法がある。
例えば、アップル社のiPhone や iPad も、既存の技術を水平展開して生まれた。