設計を進めていくと、色々新しいアイデアが生まれてくる。そして、それを取り込んで設計の質を高めていくことで、出来上がる製品も良いものになる。これプロセスは正しい。
しかし、注意しなければいけないのは、コストと時間である。
時間については、期限が切られているのが普通なので、それに従うしかない。
厄介なのは、コストだ。設計が完了しないと正式なコストは計算できない。しかし、目標とする値は存在する。無限大に費用を掛けられるわけではない。ただその時点でのコストはあくまで目標で、あいまいな数値であることが多い。
設計者はコストも考えなければいけないのだが、中にはコストなど眼中にないというエンジニアが存在する。量産品はもちろんとして、受注生産のカスタム品であっても、予定価格は存在する。発注してくれた顧客にも予算がある。
それを無視して、思いつくまま良いと思ったことは全て盛り込んだ設計をすれば、オーバースペックになりかねない。場合によっては、同スペックでありながらコスト高なんてことも起こりうる。
いくらモノが良くても、顧客は想定予算内で支払おうとする。無理に高額な支払いをさせれば、次回の注文は来なくなる。